同人誌製作感想
人生初同人誌を作った感想。
使用ソフト:パーソナル編集長
色々なサイトで調べてみたが、DTPをやるならば現実的にはこれ一択になるんじゃないかしら。
まぁ、最強DTPソフトはInDesignになるのだろうが、あれは価格がキチガイじみてる上に入手手段が月額料金形式なので論外すぎる。旧バージョンは買い切り出来たらしいが、その時点でも記憶の限りじゃ6万~8万はしてたからそれでもアウト。
と言うより、アップル製品に限ったことでもないのだろうが、この手のソフトって月額料金形式が多すぎない?ド素人がやると仮定した場合、ある程度使いこなすにも時間はかかるはずだし、作品が形になるまでも更に時間がかかるだろうから、一ヶ月のみ使ってオシマイだなんてまず無理だろう。
パソ編ならSELECTバージョンだったら5000円弱で手に入るし、機能も多少不満はあるがWordみたいなワープロソフトで作るよりも遥かに効率がいい。
何より他のDTPソフトがほぼ存在しないって時点でこれに落ち着かざるを得ないのではないだろうか。IllustratorやPhotoshopならばGimpだのInkscapeだのフリーのソフトが存在するが、InDesignのフリーソフトは存在しない。……厳密に言えば存在するのだが、日本語のDTPが不可能って時点で存在しないも同じだろう。Scribusとか言ったかな?
パーソナル編集長の不満点
ページを探すのが非常に面倒くさい。
パソ編はシートという名のフォルダを作って、ページという名のファイルで各ページを管理するのだが、目的ページや目的シートの選択が非常にしづらい。
ホイールを回してページ選択なんて出来ず、シートをクリックしてその中のページを逐一クリックして探さなきゃいけないのが非常にかったるい。なんでこんなUIにしたのか意味不明。
パソ編は年々アプデしてるようだけど、早急にこれは何とかして欲しい。
欧文フォントのバラツキがひどい。
原因不明だが、一部欧文フォントがメチャクチャ寄ったりするため、綺麗に表示させること自体が難しい。文字間のスペース調節機能もないため、人によっては死活問題となる。
座標指定に癖がある。
左上を基準とした座標調節しか行えないのが地味に鬱陶しい。
隣のオブジェクトからこの程度の位置にセットするみたいなことが出来ないのはレイアウト時に非常に厄介。
他にも細々とした不満点はあるのだが、不満点は概ねこの程度。
でも値段を考えれば十分なのかな?InDesign使ったことないからどの程度の差があるのかわからんけども。
フォントあれこれ
お気に入りのフォントを闇鍋みたいに使うと統一感が薄れてよろしくないとのこと。なので明朝体とゴシック体を一つずつ。特定の箇所に数個……1~2個程度?になるのだろうか。
そしてウェイトが豊富なファミリーフォントを使うのが望ましい。
要するにフォントの大小が存在するものを使うと統一感が出て格好が多少つく。ここは見出しだから通常フォントのサイズを大きくして太くしよう……ではなく、元々太い(大きい)フォントを使いましょうねとのこと。
ではどんなフォントを使えばいいのか。
少々語ったが、結論から言うとそんなに気にする必要はなかった。
フリーフォントで源ノ角フォントや游明朝体と言った見栄えがよくファミリーもきちんと数あるフォントが存在するので、有名フォントを買う必要も探す必要もなかった。
他にも上記の源フォントをベースに作ったフリーフォントが存在するので、特別高いフォントを買う必要はない。ここは事前に調べておくべきだった。おかげで無駄な時間を使った。
まぁ、このフォントじゃないと嫌って人もいるだろうが……ただ、フォントというものは買うとなるとアホみたいに高い。ある程度の妥協も必要になるだろう。
レイアウト
単純ながら面倒だった。
まず、本に載せるデータ(テキストや画像)は全て事前に用意しておくこと。それからそれらをどうページ内に収めるかを考えてから作業を始めること。
そうしないとページの調整や統一感をその都度修正して地獄を見る。
また、データを全て余さず載せるという考えは捨てたほうが良かった。
データは全て事前に用意する、レイアウトを考える、そのレイアウトにどうにかしてデータを収める。この工程にしないとまともにページすら作れなかった。
人によってはどうあってもすべて載せるという人もいるのだろうが、相当な茨の道だと思われる。少なくとも初心者にはオススメできない。
まとめると
行きあたりばったりでやるのはダメ。何事もだけどね!
まぁ、やったことないからって言い訳でもありっちゃありだけど、それならそれで調べましょう。意味あって段取りが作られているんだからね!
ぶっちゃけDTPを舐めてましたわ……